今話題のドラマ「どうする家康」が話題になっているので少し載せてみます
先週の内容になりますが、クライマックスに放った一言「逃げんか、あほたわけ!」
そして明日予定の第15話になるようです
以下、引用
「どうする家康」第14回「金ヶ崎でどうする!」家康の変化に期待高まる新章の幕開け【大河ドラマコラム】
「逃げんか、あほたわけ!」
4月16日に放送されたNHKの大河ドラマ「どうする家康」第14回「金ヶ崎でどうする!」のクライマックス、朝倉・浅井連合軍の挟み撃ちに遭った主人公・徳川家康(松本潤)が、撤退をためらう織田信長(岡田准一)に放った一言だ。
この回、家康は信長に従って越前の朝倉義景討伐に出陣するが、そこで見られたのは今までとは一味違う姿だった。
これまで、幼少期に受けた“しごき”のトラウマもあり、信長に全く頭が上がらなかった家康。だが今回は、浅井長政(大貫勇輔)の裏切りを察して撤退を進言した際、信長が「わが義弟は義の男じゃ。二度と辱めるな」と一蹴すると、「ただひたすらに、信長殿の機嫌をうかがうだけのやからとは違いまする。義の男であるが故に、裏切るということもあろうかと」と食い下がってみせた。
さらに信長が「俺がやっていることに、やろうとしていることに義がないとでも言いたいのか?」「おまえも俺を信じんのか!?」などと立て続けに詰め寄ると、「お主を信じられん者もおる!」「おまえの心のうちなど、分かるもんか!」と負けずにやり返す。
最終的に、お市(北川景子)の侍女・阿月(伊東蒼)が危機を知らせた際、信長が撤退を決断する決め手となったのが、冒頭の一言だった。
この家康の変化は何を意味するのか。これまで家康は、領地である三河周辺で戦いを繰り広げてきた。だが、その相手が育ての親の今川家だったこともあり、「(今川の本拠地である)駿府に帰りたい」「今川領に残された妻子を取り戻したい」と、過去を振り返る姿勢が端々で目についた。
そうなると、どうしても姿勢は後ろ向きにならざるを得ない。それが家康の弱気な姿勢につながっていたように思える。
だが、妻子を無事に取り戻し、今川との戦いも一段落した今、これからは天下を狙う信長と共に、三河の外に向けて歩みを進めていくことになる。そうなると、後ろ向きだった家康の姿勢も、必然的に変わってくるはずだ。
さらにこれまで積み重ねた成功体験も、家康にとって一つの自信となったに違いない。これらが、この回の家康の強気な姿勢を導き出したとはいえないだろうか。
番組公式サイトで4月16日に公開されたコラム「新章開幕!~家康は天下をめぐる大きなうねりの中へ~」で、制作統括の磯智明氏が今後の展開について触れる中で「まさに人間・家康の成長が試される、新たなフェーズに入ります」と語っている。
この言葉通り、家康の姿勢が変わったことで、物語のギアが一段上がり、グッとアクセルを踏み込んできた印象を受ける。その点、この回のもう一人の主役だった阿月が家康に危機を知らせようと疾走する初々しい姿も、そんな新章の幕開けを象徴するようなエピソードだった。
番組公式サイトで公開されている「『どうする家康』新章開幕」と題された予告動画を見ると、これから姉川の戦いや三方ヶ原の戦いなど、家康の行く手には様々な出来事が待ち受けている。また、成長した息子・信康(細田佳央太)や久松源三郎(長尾謙杜)、井伊直政(板垣李光人)といったより若い世代も登場してくる模様。
数々の危機をどう乗り越え、若い世代と交わる中で家康がいかに成長していくのか。家康の確かな成長を目にした今、さらに加速していく物語の行方が楽しみだ。
(井上健一)
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