日産 e-POWER車、ノートなど3車種48万台をリコール 走行不能 意図せず加速する

 





日産自動車は7月14日、走行不能となるおそれがあるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは『ノート』『セレナ』『キックス』の3車種で、2016年8月25日~2022年3月23日に製造された48万4025台。

『セレナ e-POWER』は、2017年12月27日~2021年8月25日に製造された12万6800台。


『ノート』『セレナ』『キックス』の3車種は発電用エンジンのブローバイガスを吸気管に導くブローバイホースにおいて、開発時の評価が不十分なため、ホース表面の劣化を防止するプロテクタの寸法が不足している。このため、使用過程においてプロテクタで覆われていない部位のホース表面に亀裂が発生し、最悪の場合、エンジンが始動せず、走行中にモーターが停止し、走行できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、ブローバイホースを対策品(プロテクタ延長品)と交換する。

不具合は53件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。


『セレナ e-POWER』はエンジンルームハーネスにおいて、開発時の検証不足によりハーネスの配策に不備があることが判明。エンジン制御用コントロールユニット固定用ボルトの先端がハーネス保護材のスリット部に位置した場合、ハーネス保護材内側に入り込み、直接、電線配線と接触しているものがある。そのため、このまま使用を続けると、電気配線の被覆が損傷し、ボルトの先端が芯線に接触することで短絡し、最悪の場合、走行中にモーターが停止し走行できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、エンジン制御用コントロールユニット固定用ボルトの先端に樹脂キャップを装着する。なお、ハーネス被覆が損傷していた場合は修理する。

不具合は19件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。



また、『セレナ』などe-POWER車および電気自動車5車種47万8199台について、電子制御装置(ビークルコントロールモジュール)に不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは『ノート』『ノートオーラ』『セレナ』『リーフ』『キックス』の5車種で、2017年8月21日~2023年3月6日に製造された47万8199台。

対象車両は、ビークルコントロールモジュール開発時にモーター出力制御プログラムの評価が不十分なため、プログラムに不備がある。このため、クルーズコントロールによる走行を終了した直後に特定の操作をした場合に、意図しない加速をするおそれがある。
改善措置として、全車両、ビークルコントロールモジュールの制御プログラムを修正する。
不具合および事故は起きていない。社内からの情報によりリコールを届け出た。




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